マニアックな視点で楽しむスペインでのGP

スペインで開催されているGPは、毎年5月に開催されているF1選手権レースの大会の一つです。近年はバルセロナの近郊に位置しているカタロニア・サーキットが会場の一つとなっています。選手権のシーズンが開幕すると、まずはアジアとオセアニアで開催されるGPを経てヨーロッパでの大会が始まります。大会のちょうど中盤戦にあたるスペインでのGPは、開催時期の暑い季節とあいまって、今後の勝敗を分ける各チームの力関係を占う熱い熱戦が繰り広げられることからF1の中心地とも言えるヨーロッパ地域においても人気の高い大会です。今年は5月11日から13日の3日間、大会の第5戦として開催されました。大会の中盤戦ならではと言えるのが、各チームが実施するマシンの大幅なアップデートで、ファンの間では見どころの一つとなっています。

スペインのGPならではの特徴とは

長い歴史を持つスペインのGP開催地がバルセロナ近郊のカタロニア・サーキットになったのは、このサーキット場が設立された1991年以降です。カタロニア・サーキットは、大会シーズンが始まる前に行われるテスト走行の会場としても使用されることから、テスト走行の際の成績と大会時の成績を比較することで各チームのマシンがどれほど進化しているかを推測できる大会でもあります。コースの全長は4655メートル、コーナー数は16、最大高低差は30メートルで、大会時は周回数66周で争われます。この会場で成績を残すことのできるマシンは他のサーキット場においても速いと評されるコースで、マシンの持つ総合力が試される場所と言っても過言ではありません。低速、中速、高速のコーナーと長い距離のストレート、高低差も特徴で、コースの形状による風向きの影響を受けやすく、走行が左右されるとも言われています。

もっと身近にF1を楽しめるスペインのGPの魅力

スペインのGP開催により大いに盛り上がりを見せるサーキット場ですが、来場するファンにもっと充実した楽しい時間を過ごしてもらおうと、新しい取り組みにもチャレンジしている点も魅力の一つです。場内にある大型モニターでは、イベントの合間の時間を使って特別映像や大会のインタビュー映像を見ることができます。またファン・ゾーンと呼ばれるエリアが設置されていて、シミュレーターやF1マシンの体験ができるほか、参加するチームとの撮影権やパドック・クラブのパスが得られるイベントなども開催されます。パドック・クラブの企業来場者はドライバーズ・パレードの際に使用されるトラックに乗ってコースを周遊することができるうえ、実物大のマシンが展示されている展示スペースの立ち入りも許可されています。ファンがより身近にF1の魅力を体感できる様々な催しも魅力の大会と言えます。